第43回ロービジョンケア十勝交流会のご報告 †4月20日(土)午後1時から3時まで、グリーンプラザで行いました。今回は、久しぶりに対面のみでの開催でした。 19人が参加しました。以下に、話し合った内容を紹介します。 釧路で障害者差別解消法で聞き取る集まりがあり、JRの特急は全席指定になり、弱視で単独歩行しているものは、座席番号が見えず、何とかならないかと申し出た。ジバングを利用しようと思って窓口に行ったら、自筆でなければダメと言われ、普通券で乗らざるを得なかった。バスの運転士の対応が悪く、気分を害することがあったがその後、関係があるかどうかはわからないが、親切になった気がする。 5月11日にロービジョン講習会があり、参加者の募集があった。盲導犬協会の職員が新たに今年度7人が加わった。新人研修で忙しい。 2月からデーサービスの3時間コースに通うようになった。体操を1時間半している。体が少し軽くなった感じがする。点字図書館から変わった本を借りて聞いているが、とても楽しい。 盲導犬と暮らして1年、盲導犬の予防接種や健康診断でとても忙しい。バスに乗る際、白杖の時は、いやな目にあっていたが、盲導犬を持つようになって、親切に対応してくれるようになった。 障害者のことをわかってもらう活動がとても大事。市立図書館で対面朗読が再開した。 帯広図書館の正面にインターホンがあり、館内のサポートが受けられる。中には点字の見取り図もある。スーパーにも同じようなサービスがあるところがある。一人で行動する際は利用してみてはどうか。 東京から帯広に旅行に来る視覚障害者のガイドの依頼があった。自分たちでネットなどで調べて、計画し楽しみを広げているように思う。 誕生祝で焼き肉をした際、目に何かが当たったようで、その夜から、目がものすごく病んだ。その後ほとんど見えない状態になった。少し見えるようになってきたが、まだもと通りではない。全盲の人のことが少しわかった気がする。このままかと思うと不安もある。 徐々に見えなくなってきている気がして、新しいメガネを作った。少し見えるようになったかもしれない。バスで来たが、中野料金表が全く見えない。スマホで写真を撮って拡大してみて、確認できてよかった。郵貯ペイが使えるとのことだったが、運転士は、わからないといって、結局使えないことが多い。コロナ以降歩くことが少なくなっている。健康器具を安く買って使ってみたが、余計腰が痛くなった。やっぱり歩くのが大事と気づいた。 札幌に行った。6、7回バスに乗ったが、盲導犬同伴者が二人いた。さすがと会は密度が違うと思った。車中で、子どもが盲導犬に触れようとしていたが、若い女性が「ワンちゃんはいま仕事中だから触っちゃだめよ」といっていた。去年の冬、よつ葉アリーナの点字ブロック上にチェーンが貼ってあり、それに引っかかって転倒し、肋骨骨折をしたが、その後、帯広市に毎月投書を続けてきた。結果、やっとチェーンがはずれ、三角コーンが置かれるようになった。お礼を投書しておいた。然別湖湖畔の仮設風呂に入ってきた。入っているときはよいのだが、その前後は寒くて大変だった。 盲導犬協会で歩行訓練を受けた後、そこから勤医協に行き、札幌駅まで白杖で歩いた。その間、6人の人に助けてもらった。歩行空間で迷ってしまった。帯広でも声をかけてくれる人がいて、とかちプラザまで案内してくれた。人とのつながる大切さを感じている。伝わらないこともたくさんあるが、伝えたいことをどう伝えるかをよく考えて、相手方にどうわかってもらうかが大事。ボランティアとの関係も同じ。快く参加していただけることが重要。 今年4月からよつ葉アリーナでSTTをやっている。参加者も増えてきていて、参加して楽しいという喜びの声も聴かれる。 JRやバスの利用について、意見を交流しました。 JRは全席指定になったが、当日空いていれば駅でも指定券を買うことができる。えきねっとを利用すると、予約はできるが、ハードルは少し高い。座席までの誘導はやはり、事前にJRに申し出て、駅員にお願いするのがよい。若干料金も安くなることがある。一か月先の指定券を駅窓口で定額で買うことは従来通り可能。釧路のバスは運転が荒いようだ。十勝バスは安全配慮をしてくれているように思う。 JRを利用するときは、緑の窓口で券を買ったときに、案内が必要なのでお願いするとよい。降車する際も迎えに来てくれる。安心して汽車に乗ることができる。 やはり、遠慮せずに、駅員にお願いすることがよい。 バスに乗る前に運転士に「どこどこに行きますか?」と聞いてから乗ると、乗っても安心だ。高齢者のことも考えると、表示するものは大きくしてもらったほうがよい。 特に、お年寄りは盲導犬に声をかけて触る人が多い。若いお母さんは、よく理解している。若い人は、カメラを向けてくる人が多いように思う。 最後に、感想を出し合って終了しました。 第43回ロービジョンケア十勝交流会のお知らせです。 †4月20日(土)午後1時から3時までの予定で、ロービジョンケア十勝の交流会を行います。 歩道の雪もほぼ解けて、歩きやすい季節がやってきました。暖かい日もあり、外出する機会も増えたのではないでしょうか。 そんな中、会場であるグリーンプラザに足を運んでいただき、情報を交流したいと思います。 視覚障害者当事者だけでなく、ご家族や、その知人、医療・教育・福祉関係者など、どなたでも、ご自由に参加できます。お気軽にご参加ください。
第42回ロービジョンケア十勝交流会のご報告 †2月17日に行いました交流会のご報告です。 今回は、前半は、十勝の参加者から自己紹介や近況報告をしていただき、後半ではロービジョンケア北海道のみなさんとZoomを利用して交流を行いました。 地元十勝のみなさんの近況などの一部をご紹介します。 映画「窓ぎわのトットちゃん」を見た。戦前・戦中にも様々な障害児の学べる私学があったことをあらためて知った。 B型作業所に通っているが、聴覚障害のある方もいて、親切にコートを持ってきてくれたりしてくれるので、「ありがとう」と言っているが、はたして伝わっているんだろうか?何かコミュニケーションをとれる方法がないかと思う。自然農法のコメをいただき、大変おいしいと思った。マンションのベランダを利用してプランターで野菜を作ってみたいと思っている。 今週からSTTに参加することになった。バリアフリー映画「サイレントラブ」にもいってきた。 1月、北海道盲導犬協会で2週間の生活訓練の指導を受けた。主な目的は白杖による歩行訓練。札幌の道を歩けるようになれば、どこの道でも歩けるようになると思った。 見えない、書けないということがストレスだったがここに来るようになってから考えが変わってきた。寝たり起きたりの生活が長かったから体がなまっている。1月からラジオ体操をやってみたら、跳躍や足ふみがちゃんとできないことに気づいた。83歳になったから、体と頭がうまくいっていないんだなあと思った。帯広市の障害者学級で習ったことを少しずつ家でやっている。やると少し違うと感じるようになった。 脳梗塞のリハビリのため運動施設に通っているが、介護現場が大変なようで、ミャンマーから来ている女性の介護士がいる。大変な状態なんだと感じる。能登地震でもっと普段からの備えが必要と思っている。 アニメ映画を見に行ったが、映画館だけでなく初めて行くところには、予めトイレの場所などはカウンターなどで確認するようにしている。工夫することで、自分でできることがあるんだなあと思う。 昨年からSTTをさせてもらっている。とっても楽しい。体力づくりにもなるかなあと思っている。みなさんもぜひどうぞとのお誘いもあった。パソコンやiPhoneの使い方に困っているひとはぜひIT会というところがあるので参加してはとのこと。 そのほか、ボランティアのみなさんからのお話も沢山ありました。 参加者は、オンライン参加者を含め20人でした。 参加されたみなさん、どうもご苦労様でした。 第42回ロービジョンケア十勝交流会のお知らせ †2月17日(土)午後1時から3時までの予定で、ロービジョンケア十勝の交流会を行います。 今回は、ロービジョンケア北海道とロービジョンケア十勝の交流会です。はじめての催しです。 全般は従来通り、自己紹介や近況報告を行い、後半で、ロービジョンケア北海道との交流となります。 北海道盲導犬協会のご協力により、Zoomをお借りして、対面とZoomによるハイブリッド開催です。 みなさんのご参加をお待ちしています。
第41回ロービジョンケア十勝交流会の報告 †12月16日、第41回ロービジョンケア十勝交流会を行いました。 参加者の発言を紹介します。 JRを利用して札幌に行ってきた。自由席は外国人がいっぱいだった。今度は指定席でいかなければと思っている。 この会場まで、白杖を利用して歩いてきた。30分ばかりかかった。b型作業所で働く人が増えて、人間関係が難しく感じている。週1回同行援護を利用して買い物や美術館にいったりしている。動くことが多くなって少しやせてズボンも以前のものをはけるようになった。土日は同行援護がつかえない。 パラスポーツの催しに参加して、車いすの人とも交流して、楽しんできた。ブラインドサッカーをやってきた。 妻と一緒に明治のチーズ工場を見学した。見られるものはあまりなかったが、チーズの試食ができてよかった。 同行援護や家族の援助で高齢者学級に行っている。講演会にも行きたいと思っている。見えなくなることが心配で、やせてきている。週1回程度運動できる施設に通う予定。そのほかに、週1回、訪問介護を受けている。ここに参加するのも楽しみ。 俳句の会の締切があり、忙しい日々を送っている。エッセイも書いていて、書くことが多くなってきている。書くために拡大読書器を使っている。遂行は読みながらなので、大変。書いているときは苦労だが、完成するとうれしいので頑張れると思う。郵便局まで1キロメートルくらい、盲導犬と歩いた。雪が降ってからの方が歩きやすく感じる。毎日、盲導犬同伴で歩いているので体重が減っている。 バスのバーコード決済に挑戦した。バス会社によって方法が違って難しかった。JR帯広駅で「話せる券売機」を使ってみた。弱視にとっては、どこに受話器があってどこにボタンがあるのかなどがわからず難しかった。駅員にお願いしたほうがよいのだが、窓口も時間短縮されているので困る。 帯広や札幌でも、障害者がウーバーなどの宅配サービスを使っている人が増えてきているように思う。 同行援護を受けられなくなった。介護の車に盲導犬を乗せられないといわれた。理由は、犬の毛が落ちるからとのこと。同行援護が受けられず困っている。 最近はユーチューブやズームを利用しての会議や講演に参加するようにしている。 同行援護が、土日に利用できないのが困るとの意見があった。 市民大学に同行援護を利用している。大体、希望通り使えている。やはり、土日は使えない。 岩見沢での同行援護の実情が話され、事業所が6か所あり、車での送迎をしてくれるところもある。日曜日も使えている。事前予約が必要。事業所職員が少なくなってきているのも実情。札幌への移動の際も利用している。利用者は多い。わりと岩見沢は恵まれていると感じている。同行援護のことで行政との話し合う場はないが、事業所との場は持てている。 十勝・帯広の同行援護の実情は、他の市町村に比べて、立ち遅れているように思う。 その後、買い物や外食での決済や注文が困難ということが話題になり、近くの慣れたお店での買い物はできるが、セルフレジや、タブレットでのメニューの確認やオーダーが難しいことなどが話されました。 大雪が予想される中、会場には11人、Zoom参加は札幌、岩見沢からの参加を含めて5人が参加しました。 次回交流会は来年2月17日になります。また、IT講座は1月20日、リアル開催です。 メニュー †
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