十勝視覚障害者の会のページ
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十勝の農業を学ぶバス研修を行いました

6月14日、さわやかな晴天のもと、十勝の農業について学ぶバス研修を行いました。今回の見学先は、農業機械の変遷がわかる「とかち農機具歴史館」と、昭和初期の生活文化を伝える「旧川原邸」でした。十勝の産業と暮らしを支えてきた歴史にふれる、有意義な研修となりました。

初めに、とかち農機具歴史館を見学しました。 「とかち農機具歴史館」では、明治から現代までの農業機械の進化を見ることができました。馬耕時代の農具から、最新のトラクターまでが並び、農業技術の発展を実感できます。

参加者の皆さんは、「今の便利さが当たり前ではないことを知る機会になった」「農業と機械の関わりが興味深かった」と感想を話されていました。

農機具を見て回る人たち

次に訪れたのは、昭和初期に建てられた「旧川原邸」。木造の趣ある建物で、農家の当時の暮らしを感じられる貴重な文化財です。実際に使われていた家具や生活道具が残されており、「厳しい寒さの中での昔の暮らしにも豊かさと温かみがあった」と参加者が語っていました。

旧川原邸前での集合写真

▲ 昭和初期の雰囲気が残る旧川原邸を背景に、参加者全員で、素敵な記念写真。

今回のバス研修は、単なる見学にとどまらず、地域に根付く歴史や文化、産業の背景を知る貴重な機会となりました。参加者の皆さんからも、「地元のことを改めて知ることができてよかった」「十勝の魅力を再発見した」という声が多く聞かれました。

今後もこうした地域学習の機会を通して、身近な産業や文化に目を向けた取り組みを続けていきたいと思います。

今回の参加者は、会員8人、会員外の障害者7人、ボランティアとして、北海点字図書館から1人、ガイドヘルプボランティアから6人が参加しました。

あしらせ体験会のお知らせ

5月18日第22回外出支援活動として、とかちプラザであしらせ体験会を行います。

あしらせとは、コンパクトな機器を靴につけて、アプリで目的地を伝えれば、足に伝わる振動が目的地までご案内。

スマートフォンをその都度取り出したり、音声案内に頼りきりにならず、ストレスなく目的地に到着できます。

あしらせは1人で歩く不安を減らし、歩く安心感と楽しさを提供しますと解説されています。


日時:5月18日(日) 13時から16時
場所:とかちプラザ周辺
 とかちプラザ3階 会議室305(参加者控え室)
開催団体:北海点字図書館・十勝視覚障害者の会
協力:株式会社あしらせ・ガイドヘルプボランティアくるみの会
実施内容
 あしらせの担当スタッフが、あしらせ本体を持って来てくれるます。数名ずつ順番に屋外での歩行体験を行います。
 体験時間は1人30分~45分程度。
 体験の際はあしらせスタッフが1人に対し1人が対応。
 とかちプラザの会議室を借りているので、順番待ちなどの控え室に使ってください。
 あしらせは靴に振動する機器を取り付けるため、おしゃれな靴や丈の長い靴などは避け
、動きやすいものを履いて参加してください。
 様々な歩行環境、白杖の有無、盲導犬歩行、単独歩行か第三者との歩行などが可能です。
 ぜひ、多くのみなさんのご参加をお待ちしています。

 今年度の主な事業計画と日程が決まりました

◆第23回定期総会 4月6日
◆第1回役員会 5月18日午前
◆第22回外出支援活動 5月18日午後
    あしらせ体験会
◆道視連総会 6月7日
◆バス研修 6月14日
◆盲導犬育成街頭募金活動 日程未定
    JR駅広場
◆第15回十勝の旅をしよう 8月31日
    大樹航空宇宙実験場
◆全道視覚障害者福祉研修大会 10月5日
◆第2回役員会 10月19日午前
第23回外出支援活動 10月19日午後 場所未定
◆新年会 令和8年1月11日 場所未定
◆第12回防災講座 2月15日午前
◆監査と第3回役員会 3月15日午前
◆第24回定期総会 4月5日