令和8年度の活動記録
ご報告 盲導犬街頭募金活動の開催について
9月13日(午前10時?午後1時)、フレスポスズランプラザ様のご協力のもと、盲導犬街頭募金活動を実施いたしました。

本活動は、北海道盲導犬協会様、帯広盲学校様、北海点字図書館様、ボランティアの皆様、盲導犬ユーザーの皆様など、多大なご協力のもと開催することができました。
当日は、お買い物の合間に立ち寄ってくださった方や、事前にチラシを見て駆けつけてくださった方々からたくさんの温かいご支援・募金をお寄せいただきました。また、盲導犬歩行体験コーナーにも大変多くの皆様にご参加いただき、理解を深めていただく貴重な機会となりました。
快く場所をご提供くださいました大和リース株式会社様、株式会社ダイイチ様に、深く感謝申し上げます。

皆様からお預かりした募金および各種グッズの売上金につきましては、ただいま集計を行っております。金額が確定次第、ホームページ上にてご報告申し上げます。
温かいご支援を寄せてくださった皆様、ならびに当日運営を支えてくださったボランティア・関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
当日の様子が「十勝毎日新聞」に掲載されました。
下記リンクより記事をご覧いただけますので、ぜひお読みください。 [十勝毎日新聞掲載記事を見る]
第16回障がい者と十勝の旅をしようのご案内
浦幌町は、白糠に続く、丘陵地帯の独自の自然が見られる場所です。
またアイヌの遺跡もあり、アイヌ民族の歴史・文化に触れることができます。
十勝をめぐり、視覚に障がいがある方に、旅の楽しみを感じてもらってきた「十勝の旅をしよう」企画は、今年で16回を重ねます。
今年は十勝の東端・浦幌町への旅です。
6月中旬に事前に浦幌町博物館、食事するレストラン、道の駅などを訪問しました。
博物館の職員は、視覚障がいが楽しめる様、見えなくても触れるもの、また普段公開していないものもみせてくれる対応を考えてくれていました。とてもありがたいと思いました。

日時:2026年8月23日(日曜日)
9時~15時30分
旅先:浦幌町博物館ほか
9時00分 グリーンプラザ発
9時05分 十勝プラザ発
10時00分 浦幌町博物館
11時35分 レストラン栄(さかえ)
13時00分 昆布刈石展望台
14時00分 浦幌町道の駅
15時30分から 16時 帰着予定です
参加費:2000円
(食事代込・保険・写真・郵送費)
調理時間の関係で、2つのメニューから選択してください。
①お店の名物、スパカツ(ヒレ)
(熱々の鉄プレートの上にスパゲッティ)
②おまかせ弁当+味噌汁付き
③お肉が苦手な方はお知らせください。
※ 旅の参加申込と同時に受付します。
昼食事の時に徴収します。
お土産のオプション
豊頃町の朝日堂の名物なドーナツを希望のある方にご用意します。
人気で、すぐに売り切れるらしい。
7種ドーナツセット1,026円で販売
※ なお朝日堂のドーナツは会費の他に別料金です。
※ 旅の参加申込と同時に受付します。
参加締切:8月10日(月曜日)とします。
申し込み 連絡先
ガイドヘルプボランティア
【くるみの会】
久保 090-1644-9366
橋本 080-6095-2362
【十勝視覚障害者の会】
鈴木 0155-21-1414
6月28日 バス研修を行いました。
「然別湖大自然満喫・焼肉ランチの旅」と銘打ってバス研修を行いました。
雨続きの空から一転、素晴らしい天気に恵まれた旅の始まりとなりました。帯広を出発したバスは、各地で参加者を乗せて然別湖へと向かいました。山間部に入るにつれ厚い雲が立ち込めてきましたが、一行が遊覧船に乗り込むと同時に雲が割れ、強い日差しが湖面と山々を輝かせ、見事な景色を堪能することができました。
船内では参加者同士の弾むようなお喋りが飛び交い、近況報告や笑い話が絶えませんでした。下船後、澄んだ湖を背にした集合写真では、目の前にそびえる唇山を背景に、皆さんの表情から旅の充実感が伝わってきました。その後、カフェでコーヒーの香りに包まれて過ごした穏やかな時間は、旅の大切な休憩地点となりました。
帰りのバスでは、時間が足りないほど、一人ひとりの口から次から次へと物語が溢れ出しました。
アルトサックスの練習を始めたという意欲的な報告や、バイクを手に入れて遠出をしたいというボランティアの人の夢。日常の中に小さな楽しみの種を見つけ、それを育てようとする前向きな姿勢が、車内を明るく照らしました。
就労継続支援B型での仕事に励む日々のこと、エスコンフィールドでの野球観戦を楽しみにする計画、そしてほくてんで始まった手芸教室での新たな発見。手仕事をとおして自分自身の楽しみを見つける喜びが語られました。
また、夫婦の絆を巡るドラマも印象的でした。葛藤の末に関係を修復したエピソードや、大病を患った際、妻の深い愛に支えられて再び歩み出せたという感謝の言葉は、皆の心に深く響きました。
健康であることのありがたさを大病の経験から改めて噛みしめる声。生活の質を高めるための日々の努力、例えば毎日朝4時から1万歩を歩き足腰を鍛え上げるその強さは、皆からの大きな拍手で称えられました。
盲導犬と暮らすことで旅行を一緒に楽しめるようになった喜び、がんと闘い続けて19年、妻の愛に支えられた闘病生活、愛猫との仲睦まじい暮らしぶりなど、共に強く生きることの尊さが、笑いの中からひしひしと伝わってきました。
今回の旅の締めくくりは、平和園での焼肉でした。美味しい食事を囲み、アルコールの力も借りて話も尽きることなく、誠に楽しく有意義な一日となりました。
参加者はほくてん職員1人、くるみの会から5人、家族ボランティア2人、会員外の当事者5人、会員9人の合計22人でした。
お忙しい中ご参加いただいたボランティアをはじめ会員外の当事者、会員のみなさん、大変ありがとうございました。
外出支援活動を行いました
2026年5月18日に開催された「外出支援活動」の報告です。
今回の外出支援活動は、実際に出かけることだけを目的とするのではなく、視覚障害者が「必要な時にいつでも出かけられる」ようになるための課題を確認し、情報交換の場として実施しました。
冒頭、盲導犬が一定の年齢になり、あと2年もすれば返さなければならないが、犬がいなくなると毎朝の散歩ができなくなり、足腰が弱って車椅子生活になるのではないかという強い不安が出されました。
自宅の玄関先などでふらつくため手すりの設置を役所に相談したところ、「できない」と断られた事例が紹介されました。
運動不足解消のためにデイサービスでの運動指導を勧められるなど、高齢化に伴い悩みの質が変化している現状が指摘されました。
さらに、視覚障害者の外出を支える「同行援護」制度について、地域格差や運用の難しさが議論の焦点となりました。池田町、幕別町、士幌町、音更町など、帯広市以外の町村には同行援護を行う事業所がほとんどないという実態が浮き彫りになりました。
都市部では利用者と事業所が多いため制度が回るが、町村では利用者が少なく、事業所が人を雇って維持していくことが困難です。居住地に事業所がなくても、手続きを地元で行い、帯広の事業所などと契約して、帯広に来た際にサービスを受けることは可能です。また、東京などの遠方へ行く際も、事前に現地の事業所と調整すれば利用できることが説明されました。
役所から「介護保険」の利用を勧められることが多いですが、介護保険は1割負担が生じるのに対し、同行援護は原則無料(所得制限あり)であることや介護保険にはない、読み書きサービスなど視覚障害に特化したサービスを考慮して、制度の選択を行う必要があることも話されました。同行援護をより利用しやすいものにするために、もっと多くの当事者が利用申請する必要があることも強調されました。そのことにより、行政もその必要性を理解することにも通じると思います。
日常生活におけるデジタル化が、視覚障害者にとって新たな障壁となっている現状も報告されました。飲食店やスーパーのセルフレジがタッチパネル化され、周囲の助け(家族や店員)なしでは買い物が困難になっています。便利である一方、不正利用の被害に遭い、見えないために被害の発見が遅れそうになった経験から、スマホ決済をやめたという報告もありました。一方、ユニクロのセルフレジ(タグを読み取る方式)のように、視覚に頼らずとも会話形式や自動読み取りで完結する技術の普及に期待が寄せられました。
行政が進めるマイナンバーカードについても、視覚障害者特有の不便さが指摘されました。65歳になり「後期高齢者医療制度」に組み込まれている場合、年齢の条件(75歳以上)に合致しないとして、マイナンバーカードと保険証の紐付けができないというシステム上の矛盾が報告されました。写真撮影や認証時に「どこを向いていいか分からない」「目をつぶっていると判定される」などの問題も報告されました。
給付金などの公的支援は、自分から書類を出し、チェックを入れないともらえない「申請主義」であるため、情報を知らないことで損をするケースが多いことが強調されました。
制度が複雑で担当者も把握しきれていないことがあるため、障害者自身が役所に足を運び、困りごとを直接伝えることで、行政側を「育てる」必要があるとの意見が出されました。
最後に、参加者からは「知らないことがたくさんあった」「情報を共有し合う機会は、外出するのと同じくらい大切だ」といった感想が述べられました。
参加者は会員7人、くるみの会から4人でした。